年7月1日 文学と映画を通して知るアメリカ 市民企画講座 日進市
また、『アンクル・トムの小屋』の作者のストウ夫人が白人だったことも黒人に抵抗を覚えさせる理由になっているのは、これも白人女性が作者で、ヒロインの白人女性が黒人差別問題と対峙する『 ヘルプ ~心がつなぐストーリー~ 』への違和感や黒人側の反発などからも納得できる。アメリカ映画に〈黒人〉が登場したのは, ストー夫人 の《 アンクル ・ トム の 小屋 》の最初の映画化 (1903)で,これは エドウィン ・Sポーター監督による12分の作品であったが,このときトムを演じたのは顔を黒く塗った 白人 の 俳優 であった。 同じ 原作 の4度目の映画化 (1914。 WRダリー監督)で初めて黒人の舞台俳優サム・ ルーカス がトムを演じたが,一般には白人の俳優が顔を黒く塗っ